セガラリー チャンピオンシップ

今回から少し古め(10年前くらいから)のゲームを動かしてみますよ。パッケージの対象OS表記にはWindows XPはおろか、Windows2000すら載っていません。さてそんなゲームのCPUはPentiumからPentium2を要求しています。3桁メガヘルツに届くかどうかというような表記ですよ。桁少ない!時代の流れはやい!

最初に確認したのはセガ社のセガラリーチャンピオンシップ。また車ゲーかよ、とつっこみたい気持ちはわかりますが、動作内容としても判り易くて良いのではないかと思うなど。せめてセガラリー2を動かせよ、と思うけれど私持ってないので。解像度はこのゲームの最高設定640x480(16bitカラー)に設定し、360ゲームコントローラを使用してプレイしてみたのが以下。(相変わらず運転は下手です)

さすが古めの物を動かしたので結構なフレームレートが出ていてAtomパワー万歳、ソフトウェアレンダリング万歳。GMA950のことはいったん忘れて「インテルはいってる」を満喫つつつ。このゲームは今みるとテクスチャ品質の酷さに目をつぶれば、最新作のセガラリーREVOより走っていて気持ち良いので面白いよ!

セガラリーは最初うまく動きませんでした。ゲームの起動はできるのですが、ゲームの動作速度が安定しないという症状が出ています。さすがWindows95時代のゲームですね、何が起こるか判りません。症状は画面の動きが遅くなったり早くなったりを繰り返して操作し辛いといったらもう、貴様は下手ドライバーの運転やっているのか。幸いこれは対処法が簡単で、一緒にWindows Media Player(WMP)を起動させておくと、ゲーム中の速度が安定するようになります。冗談じゃなくて真面目ですよ。
これ、いわゆるBeginTimePeriodというOSのタイマー制御命令が理由の症状でした。

Windows95はこれを特に気にしなくてもゲーム内タイマーは安定していたのですが、Windows XPなどになってから状況が一変。そこでBeginTimePeriod機能を使っているソフトがOSに命令を出しておくことでゲームの動作が安定することになりましたね。で、肝心のセガラリーはそういう機能は持っていないので、それに都合の良いアプリがちょうどWMPである、と。セガラリーに関わらず、Windows95時代のゲームの動作速度が遅い場合や安定しない場合の強い味方はWMPです。他のゲームでも似たようなことがあれば是非試すのが大変よろしいです。