AlchemicPad

元素の錬金術師。4つの元素から始まってそこから何が誕生していくのか。これはちょっと背景設定的に興味深いですね。画面は地味、展開も地味、操作も地味、必要なのは根気と好奇心。

発見と革新とは退屈な実験の繰り返しである、的な化学の進化を体験できるゲームともいえるかも。あまりにも作業でありエフェクトも単調だけれど、その化学の先に何が生まれるのか、という好奇心があれば続けられる。「灰」と「生命」を調合したら「幽霊」ができました!とかね。登場する要素は半分ファンタジーだけれど。あとマニアックな物ができあがったら馴染みのない英単語なもので、「えーと、何ができたの?」となるけど。

これ組み合わせは最高120*120通り、しかも発見の順番があるということはしらみつぶしにマトリクスを書いていけぱ総組み合わせに挫折したときもなんとかなりそうだけれど。

しかしこれどう考えても万人に進められるようなパズルゲームじゃないし。ゲーム中にする操作といえばパネルを2つ重ねるだけだし。設定資料を見てムヒムヒ顔を緩めるとか、絵の無いポケモン進化表を見て「この進化は生物として順当だ」と熱く語れるとか、ラストハルマゲドンのモンスター合体とかに夢想したりとかこれは古いか、けどその辺りのスキルが無いと何の役にも立たなさそうだ。現実の原子元素というわけでもないので学習のためにも使えない。