Make: Tokyo Meeting 05 に行った!
Make Tokyo Meetingというイベントがあるというので、友人に誘われてちょっと初日に見に行ってみることに。もっと企業のハード制作=技術の先端ぽい内容なのかと思って行ったら、電子工作版同人イベントという馴染みやすい雰囲気で大変うれしいサプライズです。しかも自分の顔見知りも数人参加されていたとかで。もちろん内容はすべて個人やグループでの制作物。みなさん多くが趣味で作られている模様。
とりあえず入ってみると
最初に目についたのが猫の顔をひたすら見つけ出すカメラです。カメラで猫ぽいものをみつけたら映像上にガンガン印つけていくデモをしてくれて、Tシャツのイラスト猫絵もしっかりと判別していたもよう、マジかよ。夢のある内容です。
今回のデモでは猫一体毎のID識別や記録などは残念ながらできないみたいだけれど、はっ、もしやこれが完成すれぱ探偵の仕事の定番と言われる迷子の猫探し(本当にあるのかは不明)が大幅に機械化できるのではないでしょうか。やばい、やばいよ、探偵さんの仕事なくなるよ、強力なライバル出現ですよ、かわいい幼女や美少女と一緒に猫探しもできなくなるよ、迷い猫技術オーバーラン!
知人たちの展示
Wiiコントローラーでアナログシンセを操作させるデモ。WiiコントローラーをUSB変換するための装置も会場で調達できたらしい。一方はとんでもなく古いハードにWebサーバー機能を載せてiPadと通信させたりとかやりたい放題ですね。機械上のLEDに表示させる文字列をiPadからIPを通して送受信ですよ。まじワールドワイドウェッブなので、この会場の人たちいればシリコンバレーもういらないんじゃないですか。
いっぽう別の会場ではiPadとアーケードコンパネをつなげて操作操作。
個人的にかなりキタ
あるしおうねブースのProject Qatal。Xbox360のProject Natalに先がけてモーション認識しちゃったぜ、という意欲制作。かっけえ! モニターの前にハンドル操作のごとく動かしたらきっちり車動いていたぜ! もう一度言うけどかっけえ!。Natalと精度等の違いはあるとは思うけれど個人?で制作できちゃうものなのか、これ。
興味ありあり過ぎたので仕組みについて少しだけ話を聞かせて貰うと、「Natalの基本はレーザーを照射して、肌や物にあたったときに発生する反射やスペクトルのずれ具合を検出することで空間上の位置を識別」というなるほど、とうなずくことしかできない原理を説明していただきました。一方Qatalはカメラで撮影しながらある網目的なパターンをプロジェクタで人間の身体に投影し、そのときの網目の歪み具合を判別することで空間上の位置を割り出すのだとか。なんだか無数のARマーカーを無差別に周囲に投射しまくるみたいな話でしょうか。投影するという関係上、どうやら暗室でのプレイが好ましい模様。しかしよく考えるとこれもまったく問題なく、むしろゲーマーはいつも暗い部(以下略)
この手法は20年も前からあるアルゴリズムのようですが、当時はコンピューターパワーが足りなかったので実現不可能だったようです。昨今やっとそれがおこなえるようになった、という話でした。
※制作者のデモ