Softimage、XSI、Mod Tool 情報元あれこれ

Softimage使い隊所属の身として、世の中の有り難い情報元らに感謝。(2011/4/23更新)

Mod Tool7.5の技術制限メモ

  • 1つのポリゴンメッシュに含められるポリゴンの枚数は63000〜65000枚が上限。ただし1つのポリゴンメッシュでの制限なので、複数のポリゴンメッシュを使えばシーン、モデル全体で上限はないようなもの? 65000ポリゴンx2をFBX形式で書き出して、1つのモデルデータとしてXNA上で表示することは可能でした。(Direct3Dのインデックスバッファサイズの現実的な上限に基づく制限と思われる、多分)。
  • レンダーマップ(ライトマップ作成など、テクスチャへのライトやシャドウの焼きこみ)の最大解像度は2048x2048。Ultimapperを使った生成も同様。このときの生成画像にあの憎い透かし文字は含まれませんのでガンガン使おう。いやっほう。
  • マテリアルマネージャーからマテリアルファイルの出力ができません。
  • アニメーションエディターからファイル(*.fraw、*.fraw2)の入出力ができません。
  • テクスチャエディターからクリップの書き出しができません。
  • エクスプレッションエディターの保存関連ができません。
  • dotXSI書き出し(非Crosswalk版)からテクスチャ画像を含ませたファイルの出力ができません(該当のチェックを外せば可能)。
  • dotXSI書き出し(非Crosswalk版)からポリゴンタイプを「三角形」「ストリップ」にしたファイルの出力ができません。しかも書き込み決定後にModToolがエラーで終了します。
  • DirectX書き出しからテクスチャ画像を含ませたファイルの出力ができません(該当のチェックを外せば可能)。

Mod Tool7.5 ProにCrosswalk4.1〜2011.5がインストールできない件

CrosswalkのインストーラーがMod Tool7.5 Proを認識してくれないので、Mod Tool7.5(非Pro)も一緒にインストールしておいて、一時的にProのフォルダ名を入れ替えることでCrosswalkのインストーラーをだましてインストールしてしまおう。次のバージョンで本当に直してください、Autodesk様。

Mod Toolが起動できない系メモ

  • Windowsのログインアカウント名など全角文字が含まれていると起動できない事例を確認。ユーザーディレクトリ関連の設定の模様。 (setenv.batの内容を書き換えることで臨時に対応することは可能)
  • 別系統のPythonや未対応のPythonバージョンをインストールしていると競合してしまい起動できない事例を確認

Mod Tool7.5の起動のたびに対象プロジェクトがMod Tool Databaseになってウザイ件

プラグインマネージャ → ファクトリールートツリー → ModTool(アドオン) ツリー → ModStartup
と開いて編集でスクリプトを開き、一番下のあたりの二行をコメント化(行の先頭に//をいれる)することでプロジェクトの強制変更が無効に。

VistaとMod Tool7.5

管理者権限で起動しないとプロジェクトマネージャーによる新規プロジェクトの作成などが動作しない模様。でも管理者権限で動かすとフォルダからマテリアルマネージャーとかにファイルをドラッグ&ドロップができなくなる(ウィンドウの動作権限の違いによる症状と思われる)。ファック。
ついでにXNA Addinのアップデートインストールも管理者権限でないと完了しないらしく、起動のたびにアップデート通知がおこなわれ続けます。起動のたびにアップデート通知が続く場合はおそらくコレです。他のアドインやプラグインをインストールするときも管理者権限でないと動作しない模様。

書き出したFBXファイルの法線がなんかおかしいです

Crosswalk3.3(ModToolと一緒に入るバージョン)や4.1で保存したFBXファイルの法線は隣接する面同士で平均化されてしまってます。なのでエッジの効いた三角錐も光を当てたらのっぺり丸くなるぜお前歳とったな!なモデルファイルになります。Geometry Approximationで設定した情報を反映させるにはCrosswalk5.1が必要のようです。
でもCrosswalk5.1で出力したFBXは、バージョン違いのためにXNA3.1のスキンメッシュ処理の場合のみ読み込みエラーが起きるんです。XNA4.0だとインポーターが更新されたために問題ありません。

FBXファイルに複数のアニメーション出力てできるのです?

現状のModTool7.5+Crosswalk(5.1)だと無理でした。アニメーションはカレントの1つが「Take 001」という名前で保存されるだけです。それぞれの名前で別のアニメーションとして保存とかできません。別々のアニメーションファイルをひとつずつアスキー保存形式で書き出して、後からテキストエディタで該当情報をコピペで結合するという涙ぐましい努力が必要みたい。もしくはそのようなツールを作るとか。(XNAnimationだと自動でやってくれる機能ありますね)
XNAプラグインが複数のアニメーションを1ファイルで扱えてるのは独自に付加情報と.xsiを書き出ししているためぽいです。

素材サイトからデータファイルをインポートしたら、ワイヤーフレーム以外表示されません

テクスチャデカール表示にしても選択したオブジェクトの辺しか表示されない場合、マテリアルの透明度についてまず確認をしてみます。(たとえばPhongとかの)「透明/反射」タブの透明度、混色を変更してみます。これでポリゴンが表示されれば単にマテリアル情報の互換性の関係で、すべて透明設定になってしまっていたと思われます。私の半日を返してください。

Mod Toolのエンドユーザーライセンスによる制限

Mod Tool ProのEULA。外部レンダラー、Windows版の配布についてオートデスク社に確認しました

  • Mod Toolで外部レンダラーを使用してよいかどうか
    • LuxRenderなどの外部レンダラー(他にはIndigoとか)を使って、静止画や動画の素材を作ることが認められるかどうかについてです。結論は「使うことは認められない」ということでした。これは外部レンダラーを使うことで、"MOD TOOL"という文字の透かしを削除するとリバースエンジニアリングをおこなったとみなされEULA違反になるとのことでした。
  • XBLIGのリリースと、Windows版やFLASHなどで体験版も作って配布する場合
    • 商用(XBLIG)製品のPC体験版の配布が、Mod Tool EULAの非商用用途とに該当するかどうかについて、「配布して問題ない」ということでした。 → XNA4(AppHub)からパートナー終了でそもそもModTool7.5 Proとそのライセンスが無くなったので多分もう無効です。